09/21/Sat

うまくいかなかった要因としては、コンテンツを急速に拡充していくことができなかったこと、配信サイトの知名度を上げることができなかったことが挙げられますが、電子書籍ならではの配信方法として考えた①や②のモデルがうまく受け入れられなかったという面もあったのでしょう。そして新しいモデルが受け入れられなかったという背景には、既存の出版ビジネスと抵触させない、という売り手側の事情が透けて見えており、それを敏感な消費者が嫌ったという要素があったのかもしれません。

 一方、アメリカにおける「キンドル」のモデルはもっと単純かつ直接的です。紙の書籍として20ドル台後半で販売しているタイトルを、9ドル99セントで販売するという、読者・利用者がそのメリットを直接感じやすい「価格破壊」モデルです。そこには、既存の出版ビジネスとの調整という要素は感じられません。

 両者を対比してみれば、「リブリエ」のモデルが500円以下の配信価格にもかかわらず、再生期間制限、まとめ売りによるディスカウントという既存の出版ビジネスとの調整の要請による部分が、そのお得感を減殺してしまったところに、本質的な違いがあったのだと考えられます。

09/20/Fri

飲料自動販売機内には体長7ミリ以下の昆虫類が入り込むことを、大阪青山大学(大阪府箕面市)のグループが確かめた。14日に同大で開かれる日本環境動物昆虫学会で発表する。昆虫の一部からは食中毒の原因菌も検出されたという。

大阪青山大健康科学部の安部八洲男教授らは、大阪府内の屋内3台、屋外2台の計5台の自動販売機内部に、粘着式の虫トラップ(わな)各4個を5月18日から8日間設置した。また、屋内の別な自販機1台の外部底面にも4個仕掛けた。

その結果、トラップを内部に設置した5台ではコバエ類70匹や黒ゴキブリの幼虫など昆虫類計78匹が捕まった。外部に取り付けた自販機では69匹。内部にいた昆虫はいずれも体長が7ミリ以下で、最も多かったのは2ミリ以下のコバエ類だった。

これらの昆虫の一部で体表の微生物を調べたところ、黒ゴキブリの幼虫から食中毒の原因となるサルモネラ菌が検出されるなど細菌類が確認された。サルモネラ菌は少量を摂取しても食中毒は発症しないとされるが、安部さんは「紙コップ方式の場合、昆虫類が自販機に侵入すれば汚染される可能性はある」としている。
飲料水メーカーは「自販機内にフィルターを付ける、忌避剤を使うなど品質管理には万全を期している」としている。

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